歌詞

満月のうさぎを殺したんだ。

永遠の命が苦しくてたまらないのだ。

とうさぎが言うので

りんごを持ってって「食べるな」と言ったんだ

真面目なうさぎは約束を守って

食べずにいられる策を考え尽くして

名前をつけて愛情をそそいで

りんごに命を与えてみることにしたよ

けど

「何をもってして、それを愛と呼ぶのだろう

あの手この手尽くしたってなんにもわからないや。」

わがままなりんごの欲しいものや

行きたがるとこに連れて行ったりして

うさぎは飛び回っていた

どんな小さい声も聞き逃さなかった

最近日々は彩りを纏って

笑うことも増えたような気がするよね

永遠に続けばいいなんてさ

冗談みたいに話せるようにもなったよ

終わりが来る前に僕ら何が欲しいんだろう？

老いてゆくことを恐ろしがる君は綺麗だ

約束を守ったから

神様は寂しい時にいつでも死ねるように

うさぎに愛の魔法をかけた

秋の風に乗る枯葉のような流れ星の尻尾に包まって

うさぎは空に還ってく

限りある日々を想像の舟で越えてく

終わりが来る頃にやっと少し届くのさ

うさぎが居ない　僕の月

満月のうさぎが殺したんだ。

永遠の命を彼が殺したんだ。