めくるの忘れたカレンダー
時間が変わったバスの時刻表
潰れた行きつけのファミレスは
最近更地になったらしい
過ぎてく時間が早くなって
だんだん僕は追うのをやめた
君との約束の時間も
最近ルーズになってきた
冷たい風が吹く季節
全てが消えてしまいそうで
小さく揺れる君の瞳を
あと数秒で溶かせたらいいのに
なんて思っていた
突き刺すような日照りの夕暮れに
目が眩んで 午後6時の号令
凍てついた手のひら透かして見る
君の表情
乗らなくなった自転車
錆びたハンドルは落ち葉のようだ
誰にも触れられず切ないな
今日も捨てる勇気はない
海岸沿いの小石蹴飛ばして
君と向かう公園のブランコ
夕陽が落ちてゆく時間も
最近早くなったらしい
冷たい風が吹く季節
街の輪郭がはっきり見えて
小さく揺れる木々の表情も
あと数日で変わってしまうのに
立ち止まったまま
さんざめく風の足音に
気を取られた午後6時の号令
何回も同じ場所で見た
君の表情
季節が終わるころ
街は変わっていくけど
僕は何度でも
君とここに来よう
星たちが少し顔を出す
この時を君と過ごせたなら
凍てついた手のひら握りしめ
今日も歩こう
突き刺すような日照りの夕暮れに
目が眩んで 午後6時の号令
凍てついた手のひら透かして見る
君の表情
- 作詞
サディークレッタ
- 作曲
サディークレッタ
サディークレッタ の“午後六時の号令”を
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