Lyric

灯り散らす夕刻に影

ゆらり溶ける蜃気楼

砕いた六つの花 今宵は亡霊と置文して街に降る

ひらひら蝶 舞い上がり

ひとひら華 舞い落ちる

袖返して待ち惚け 胡蝶の夢

例え嘘を重ねても 君が傍に居なくても

きっとこの想い変わらないまま

届かぬ心は揺れ 涙が溢れても構わない

積もった願いと日々を浮かべた月夜霞んで

ひとりぼっち 歩く螺旋を 滑り落ちて真っ逆様

闇闇と意識は舞い

来来世世 また夢うつつ

袖振れば逢えるのかな 浮世生きて

今は離れ離れでも 肌に触れ合えなくても

ずっとこの想い解けないまま

君と夜明けを待って 繋いでいた手は温かくて

高鳴る鼓動と日々を振り向く僕は沈んだ

あゝ 微笑む月よ照らして 鮮やかな季節を

想いは、やがて天に昇って光を放ち

途切れていった言葉繋ぐ

あの日僕が言えなかった「愛している」も

時を超え君のもとで輝く

例え嘘を重ねても 君が傍に居なくても

きっとこの想い変わらないまま

茜の空に灼かれ 辿り着いた声

嗚呼綺麗で息すら出来ない僕と月夜に浮かぶ燈