

[Intro]
蒼い月が 城を照らす
夜風だけが 名を呼んでいた
王の背中に 宿る孤独
黒い影が そっと並ぶ
[Verse 1]
蒼狼王ハーベスト
気高き牙を 夜に隠して
誰にも見せぬ 胸の奥で
燃える炎を 抱いていた
黒狼はただ 笑っていた
大きな背中で 闇をまとって
勝ちたいのか 守りたいのか
その瞳さえ 答えを知らない
剣のような言葉を交わし
爪のような沈黙を重ね
近づくほどに 傷ついて
離れるほどに 恋しくなる
[Pre-Chorus 1]
ライバルと呼べば 楽だった
宿敵と呼べば 逃げられた
けれど月が知っている
ふたりの心が 震えていること
[Chorus 1]
蒼き王よ 黒き狼よ
なぜ戦うほど 惹かれてゆく
牙を向けても 背を預けても
その痛みだけが 愛に似ていた
憧れなのか 誓いなのか
それとも言えない 恋なのか
月夜の城で 燃える青焔
ふたりの影を ひとつに染めた
[Verse 2]
その姿を ちゃむが見ていた
猫の姿をした やさしき狼
母なるまなざし あたたかな胸
傷つく心を 包むように
争うふたりの その奥に
泣きたいほどの 不器用さを見た
強さの裏に 隠した寂しさ
誰より深く 知っていた
「それでいい」と 言うように
ちゃむは静かに 目を細める
勝ちも負けも 名誉さえも
愛の前では 小さな星
[Pre-Chorus 2]
抱きしめることも 止めることも
ちゃむにはきっと できたけれど
ただ見守る その強さが
いちばん深い 祈りだった
[Chorus 2]
蒼き王よ 黒き狼よ
傷つけあっても 離れられない
誇りが邪魔をして 名前をつけられず
ただ魂だけが 求めあっていた
ちゃむのぬくもり 月のまなざし
青い炎が 涙を照らす
これは戦いか これは愛か
答えは夜に 溶けてゆく
[Bridge]
さらに遠く 丘の上
名もなき狼が 見つめていた
男でもなく 女でもなく
ただ風のように そこにいた
その瞳には 欲もなく
裁きもなく 哀しみもなく
それでも胸に 宿るものは
祈りに似た 透明な熱
「誰かを想うということは
こんなにも 美しいのか」
声にならない その言葉が
夜空へそっと 昇ってゆく
[Quiet Break]
蒼い炎は 消えない
黒い影は 離れない
ちゃむの胸は あたたかく
名もなき狼は ただ祈る
[Final Chorus]
蒼き王よ 黒き狼よ
たとえ世界が 許さなくても
牙で語った その想いを
月はきっと 覚えている
憧れよりも 誇りよりも
恋と呼ぶには 強すぎるもの
戦いながら 寄り添いながら
ふたりは夜を 越えてゆく
ちゃむの祈りが 風になって
名もなき狼の 涙を揺らす
蒼月の下 交わる運命
これは愛か それとも魂か
[Outro]
答えなど いらなかった
名をつければ 壊れそうで
蒼狼王と 黒き狼
その物語を 月だけが知る
- 作詞者
玄米わんこZ
- 作曲者
玄米わんこZ
- プロデューサー
玄米わんこZ
- ギター
玄米わんこZ
- ドラム
玄米わんこZ
- シンセサイザー
玄米わんこZ
- ボーカル
玄米わんこZ
- その他の楽器
玄米わんこZ

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『蒼狼王ハーベスト 牙でしか愛せない』
玄米わんこZ
『蒼狼王ハーベスト 牙でしか愛せない』 は、Server1106の狼王・HARVESTを中心に、蒼き狼王と巨大な黒狼のあいだに揺れる、ライバル心と名づけられない愛を描いたダークファンタジー・アニソンバラードです。
蒼い月が照らすゴシック城。
孤高の王として立つハーベストと、彼に並び立つ大きな黒狼。
二人は互いを認め合うライバルでありながら、言葉では伝えられない想いを胸に秘めています。
抱きしめたいのに、牙を向ける。
守りたいのに、戦ってしまう。
その不器用で切ない関係を、猫の姿をした母性あふれる狼・ちゃむが、あたたかく見守ります。
さらに遠くから、その運命を静かに見つめる名もなき中性的な狼。
誰も答えを出せない感情を、月と青い炎だけが知っている。
切なく、気高く、そして力強く盛り上がる、感動的なアニソンバラードです。
アーティスト情報
玄米わんこZ
サングラスをかけた柴犬型クリエイター。実はとってもかわいいけれど、男の子か女の子かはナゾの中性的存在。 音楽実験室をテーマに、毎月ジャンルの異なるBGMを発表中。時にはボーカル曲にもチャレンジし、その歌声にも注目が集まっている。 和風からエレクトロ、癒し系まで、ジャンルにとらわれず、音楽という名の実験を楽しんでいる。 実験室から生まれるサウンドは、聴く人の心をそっと揺らし、ひらめきを届けてくれる。
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