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本作は、過剰に整形された現代ポップスの無菌室加工やオートチューンの補正を両断し、ダウンチューニングの歪んだ重厚ギターとターンテーブル・スクラッチの重力の中で実存を「アイデンティティの剥奪と再獲得」へ幽閉する「自己の無効化と日常の不条理な蜂起」をテーマにした、極上のシネマティック・ミクスチャーロックです。研磨されたJ-POPの定型を徹底的に焼き尽くし、キックと強烈に連動する極太ベースとシンコペーションするヒップホップ・グルーヴの律動が融合。感情の起伏を平熱の冷徹さの中に監禁した、半吐き捨ての高速ラップ・ケイデンスからサビで壁面ギターを従えて爆発するハイトーン多層肉声が耳腔を過激に蹂躙します。イントロ4秒のスクラッチからサビごとに層が増築される変調機構を展開し、最後は完全遮断の極致へ至ります。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。