歌詞

やわらかな日射しで　4月１日  目が覚める

かけ忘れた目覚まし時計は　静かに笑ってる

誰もが譲り合う満員電車は奇麗さ

泣き出した赤ん坊にみんなで　いないいないばぁ

もっと泣いてしまって　ボクらは苦笑いするんだ

こんな日が続けばいい   誰一人傷つかない

こんな日が続けばいい   ウソじゃないさ　夢でもない

頑張り屋だけれどいつも会社で　怒られてばかりの

中村さんが課長に褒められ　嬉しそうな朝

残業残業当たり前だけど　今日は部長が

定時であがろうと笑って　みんな嬉しそうだ

帰りの電車で　どちらが席をゆずるかで

けんかをしそうな若者と老紳士を見た

それを仲裁しだす貴婦人が加わって

最後はみんなで握手して大笑いしたんだ

なんだか嬉しくて拍手をしたい気分なのさ

こんな日が    続けばいい   誰もがみな笑っている

こんな日が続けばいい   夢じゃないさ　願うのなら

帰りの駅でひそかに狙ってる薬局のえみちゃんが

今日はなんだか嬉しそうですねって声かけてくれたんだ

いつもは鳴らない携帯電話が　嬉しい知らせと

声を聞きたかった人たちから　何度も鳴っている

久しぶりにテレビをつけると　キャスターは笑顔で

”今日は悲しい事件が　ひとつも起こりませんでした”

あの国では戦争する理由探すのが　面倒になって

家族を抱きしめることにしたらしい

想像してご覧って　あの人も歌っていたしな

こんな日が続けばいい    誰もが皆　笑っている

こんな日が続けばいい    夢じゃないさ　願うのなら

君がもし道に迷い　行く当てなく　佇むなら

こんな歌が届けばいい　誰かのため響けばいい

たったヒトリきりでもいい　その背中を押せればいい

明くる朝　油断して　目覚まし時計かけ忘れたけど

いつもより少しだけ早く　家を出られたんだ

いつもの満員電車で泣き出した赤ん坊に

勇気を出してヒトリでいないいないばぁをしたら

大きく笑って　優しい風が吹き抜けた