二百十日の風のジャケット写真

歌詞

二百十日の風

越中童子

稲穂が重く頭垂れ 見渡す限り黄金色

稔(みの)りの香りたちこめて 夏の終わりの陽は低く

二百十日の風が吹く かかしの指揮で稲たちが

揺れて奏でるセレナ-デ 村人たちを誘い出す

若き男女(なんにょ)が笠かむり 村の坂道踊り行く

胡弓の調べもの悲し 農(のう)の苦労を語るよう

二百十日の風が吹く 五穀豊穣感謝して

三日三晩の夜を徹し 時惜しむようにただ踊る

男は稲を刈る仕草 背筋も凛と逞しく

女はうなじ浮き立たせ 優美に稲を干して舞う

二百十日の風が吹く 月の光に照らされて

無言で踊るおわら節 溢れる想い胸に秘め

九月三日の夜が明ける 朝陽が夢を溶かすように

みるみる消え行く踊りの輪 何の名残も残さずに

二百十日の風が吹く 終えた安堵と悲しみが

やがて来る冬耐える糧 稲穂は黄金色を増す

二百十日の風が吹く 終えた安堵と悲しみが

やがて来る冬耐える糧 稲穂は黄金色を増す

  • 作詞

    越中童子

  • 作曲

    越中童子

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