Kawaii Future Bass Collectionのジャケット写真

歌詞

アマオトノルスデン

Mimika

窓辺に置いた受話器

鳴らないまま夜が深くなる

消し忘れていた留守電に

君の声だけ残っていた

短い「またね」の響きが

今も部屋の隅でほどけない

何度聞いても同じなのに

今日はなぜか泣きそうになる

カーテンを打つ雫が

古い時計より速く響く

指先で再生を止めても

記憶までは止められない

最後の声が消える前に

もう一度だけ耳を澄ませた

君が置いていった傘を

玄関の奥で見つけた

骨が一本折れているのも

そのままにしていた

名前を書いた小さな紙を

柄の内側から取り出して

こんな些細なものまで

大事にしていた自分を知った

窓の外ではアマアシが

少しずつ弱くなっていく

街路樹から落ちる水滴が

静かな拍子を刻んでる

迎えに来るはずのない人を

まだ待っているみたいだった

声だけでも残っていて

それだけで救われた夜がある

けれど再生ボタンを押すたび

君が遠くなる気がした

明け方の薄い光が

濡れた道路を白く染めていく

受話器をそっと元へ戻して

傘も玄関から外へ出した

忘れるためじゃなくて

しまい込むためでもなくて

好きだったことを認めたまま

ひとりの朝を歩いてみよう

  • 作詞者

    Mimika

  • 作曲者

    Mimika

  • プロデューサー

    Mimika

  • シンセサイザー

    Mimika

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