雷鳴工場と赤ずきんのジャケット写真

歌詞

雷鳴工場と赤ずきん

るるこしんぷ

月に伸びた鉄製の森、

そこで弾けた体温。

配管の迷路、生命の蒸気、

遠くの街を見ないまま。

工場は泣く。工場は鳴く。

幾何学に夜を汚す。

知ってはいました、あなたが噛んだ、

夢に保証書はないのです。

冷たくて、しなやかで、

絡むその指はどこへ。

きらきらと、たゆたゆと、

嘘の答えだけさざめく。

あなたのいない夜はやがて、

これからも巡り巡るでしょう。

とても素敵な寄り道です、と

思えた私がいた。

意味を紡いだ呼び名を埋めて、

咲き出す花を踏み潰しました。

それが泣けなくなってしまったから、

私が代わりに泣くのです。

あなたのいない夜はやがて、

これからも巡り巡るでしょう。

そっと絵本の中に綴じ込めて、

君を迎えに行くからね。

  • 作詞者

    るるこしんぷ

  • 作曲者

    るるこしんぷ

  • プロデューサー

    るるこしんぷ

  • ギター

    るるこしんぷ

  • ベースギター

    るるこしんぷ

  • ドラム

    るるこしんぷ

  • キーボード

    るるこしんぷ

  • シンセサイザー

    るるこしんぷ

  • ボーカル

    るるこしんぷ

雷鳴工場と赤ずきんのジャケット写真

るるこしんぷ の“雷鳴工場と赤ずきん”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    雷鳴工場と赤ずきん

    るるこしんぷ

【夜の工場】をイメージして作成したバラードロックです。
メロディラインはなるべくシンプルに、その分バックの音は緻密に音を重ねました。

2014年頃に完成していましたが、当時諸々の事情がありお蔵入りにした曲です。

果たして公の場に出して良いものなのか今でも分かりませんが、勝手に時効だと判断して、また諸々の事情を差し引いても個人的に思い入れのある曲なので今回お日様の下に公開した次第です。


後半のピアノが暴れ回るクライマックスまでお聴きいただけますと幸いです。




【探して、泣いて、軋んで、潰して。どこにでもあるような、御伽噺にでもなれば良いのに。】

アーティスト情報

"