歌詞

今朝から穏やかな、しとしと雨模様。

部屋の明かりも消したままさ。

あの頃僕たちが描いた未来図を、そっと、浮かべながら。

あの時、どこまで行けば、君に会えたんだろう。

傾く日差しの中を、終わらない夏がいつまでも。

こんなに窮屈な世の中だから、思った通りには進まないけれど。

止まない雨なんて、どこにもないんだよ。

ねえ、聞こえるかな。

大人たちの言葉は、何もわからないけど。

幼い僕らの目には、季節さえ眩しかった。

星が生まれた日。

真夏の日の夜明け。

カリブの海賊が、七つの海を越え、僕らの目の前にやってくるんだろう。

涙をこぼしたら、忘れてしまうのかな。

戸惑い見渡す空、季節追い越してゆく陽炎。

別れがくることを、僕は何一つ知らなかった。

あれから何年も、月日が経つけれど、君は今どこで何をしてるの。

最後に見てたのは、真夏の夜の夢。

線香花火が燃えていた。

あの頃僕たちは、消えない星の空。

銀河の川辺から街を眺めて沈まぬ満月に、微笑み浮かべながら、描いた未来図の、まだ途中さ。

こんなに窮屈な世の中だから、思った通りには進まないけれど。

僕らの未来図は、続きがあるんだよ。

ねえ、聞こえるかな。

あなたへ、幸せが届きますように。