歌詞

下北沢の踏切りが

とうとうなくなってしまったよ

とっても便利になってくのは

とてもいいことだけれど

はじめてこの街に来たのは

ずいぶん昔のことだった

ごちゃついた街　狭い道

なんだか落ち着かなかったな

駅前市場は薄暗く

ここだけ時間がとまってた

ヴィレッジヴァンガードへ向かう

ちょっとだけはしゃいだ君だった

そういえば君との距離を

縮められたのもここで

あぁ言葉は少なかったけれど

君の横顔を眺めてた

下北沢の踏切りに

昨日は一人で行ってみたよ

最後の姿を惜しむように

みんな写真を撮っていたよ

プラカード持ったひと　歌うひと

地べたに座って呑んでるひと

すれ違った子の涙目で

一気にぼくにも押し寄せた

そういえば君の名前を

呼んだけど恥ずかしかったな

あぁ今日は一人で来たけれど

君の笑顔を思い出す

思い思いの想い出で

人の数だけ街はある

飲み過ぎた夜に見た夢も

恋も涙も包み込む

春には新しい風が吹く

気持ちも新たに歩き出せ

でもなんだか追いつけないんだよ

なんだか取り残されちゃったよ

そういえば君の口癖を

突然思い出しちゃったな

あぁ昨日のように思うけれど

君の笑顔を思い出す

君の横顔を思い出す