歌詞

息吹き待つ歌を生贄に

ため息の空 粉雪が舞う

僕らはまた眠りの途中

胎内の記憶を書き換える

光覗く窓へ向かった

過去は全て置いてきたのに

巡り方を憶えてる血よ

かつて見た季節は薫る

僕の瞳に何を見ているのだろうか

羽ばたく風 確かめもせず

あとは何を失えばいい

この命もまた繰り返すのか

例え誰かにその魂が宿り

君を名乗ろうとも

目の前の君以外

愛を感じないよ

進み出した歯車はまだ

光る道を渡りきれずに

雨を浴びて錆びて貌を変えていく

胸に刻んだ誓いさえ

命と共に消えてしまうのに

儚い記憶は魂を灯し

花に抱かれ眠りにつく日を

ただ待つことに耐えきれず走りだした

あれからどれくらいたったのだろう

なぜあの歌に涙が溢れる