

百の冬が また過ぎた 声もなく 森を覆う雪
凍った心臓の音だけが 夜の底に 響いている
その夜 森に灯りが揺れた 吹雪を裂いて 人の声
初めて聞く ぬくもり 迷い人よ ここまで来てはならぬのに
ああ その笑顔を見たくて 名を呼びそうになった
指先が触れれば 凍らせてしまう
だからただ木陰に身を潜めていた
やがて夜は更け 月は隠れ
君は疲れた身体を雪に横たえた
そっと近づき 肩に触れた
凍える吐息に 私の熱が混ざる
この一瞬が 永遠であれば 百の冬も千の夜も要らぬ
君が目を覚ます前に 離れなければ 雪に足跡を残して
夜明けの光が 森を染める 私の影が 消えかけていく
「忘れて…私を」その背に風が 言葉を運んだ
また百の冬が 巡った 森は変わらず白く 静か
その足跡は もう跡形もない
君は今どこで 息をしているのだろう
ああ 名を呼びたい もう一度
胸の奥にまだ残るぬくもり
声は雪にかき消され ただ祈りだけが空を昇る
幾千夜の孤独を超えても その瞳をまだ覚えている
雪がまた積もる 私の心も 覆い隠すように
この形で良いかな?行頭のハイフンも整理してみたよ
- 作詞者
HARU×澪
- 作曲者
SUNO
- プロデューサー
HARU×澪
- リミキサー
SUNO

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幾百年の追憶 (original)
Echo Scroll
雪女は、日本の昔話や民話に登場する雪の精霊です。
雪深い夜、旅人が迷い込んだ先に現れる、美しくも儚い女性の姿をしています。
その吐息は冷たく、人々の命を奪うと言われていますが、時には人間に心を寄せることも…。
この歌は、雪女が抱える“人を愛したい”という想いと、“愛してしまえば命を奪ってしまう”という孤独な宿命を描きました。
百の冬と千の夜を越えても消えない祈りが、静かな雪の森に響きます。