モエソデンティティ 2019-2023のジャケット写真

歌詞

フィボナッチ

モエソデ

束ねた罪の概念 故に消えていった

数えた無為の解で やがてすべて満たすようだ

希望が消えた暮れの中で僕はただ一人

後悔を糧に月を描いた

大切にした 歌でさえ

文明と共に消えていく

置き去りにした 過去の記憶は

無駄なものだと蓋をした痛みさえも

ずっと過ごした日々の温度とか心拍数とか

”そんな”ものはないとしっている。

青に染まりだした声 何度も「ここにいる」と

灯りの見えない町の廃墟で叫ぶけれど

新たに生まれる唄もないのに 歌い続け

「千切れた喉の痛みも慣れた」と 笑うけれど

終わる前の朝 かき消した思いだけが

ずっとまたひっぱって、ひっぱって、いくけど

行くあてもないのに 抱かされたプログラム(希望)なんて!と

ずっとまた悔やんで 悔やんで いる

>忘れたくない 忘れたくない 忘れたくない 忘れたくないよ

>廃墟の残骸の下、月が綺麗ねと

>笑う君の歌が好きだったこと

辿り着いた正解は 夜明け前の静寂と

荒みきった下界の 狭間にあるもの

探していた 世界は夢に消えたけど

未だ鳴り行く 音列と世界"旋"

И世界で一人きり 心を閉ざしてる 自分(キミ)のもとへ

「届いてよ」と 可能性へ 縋った

>If I could see you one more time

>Let's sing that song you love the most

>If I could see you one more time line... (A tree in an empty forest)

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  • 作詞

    モエソデ

  • 作曲

    モエソデ

モエソデンティティ 2019-2023のジャケット写真

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モエソデ(m-sode)初の配信アルバム。2023年末までに投稿した約50曲の中から、代表作の「フィボナッチ」、DTMerの自嘲に満ちた「みゅーじっくもんすたー!」、束の間の異世界小旅行を描いた「蒸気都市のワルツ」、雨と静寂をドラムンベースに乗せた「―雨曰く。」、ピアノと歌声が対等に語らう「雨のうた、聞こえないように」、独特なリリックで人類絶滅後の夏をノスタルジックに描いた「八月透夏」、音楽の可能性の模索を十二音技法による音列のリフレインで描いた「十二音技似非調性学」、世界を浸食する合成音声への畏怖をハードスタイルで描いた「電脳ロイコ」、聴き手に楽曲完成権を委ねた実験的作品「ここに歌詞をいれてください」、合成音声とコンポーザーの主従関係の逆転を妖しくも痛快に描いた「みゅーじっくいーたー!」、2つのサビの大胆な対比にモエソデらしさが表れた「意味の無い音楽」、リリースカットピアノ&チップチューンサウンドで月並みな恋愛を他人事のように描いた「藍染恋歌」、生と死への”アンチテーゼ”「痛いのが怖いから生きている」、画家として生まれたAIの物語を7名の合成音声を駆使して描いた前衛的作品「アイ無き絵画、芸術史を殺せ」、”天才”と”平凡”の狭間で生きる者たちのリアルを描いた「才能論」、2023年迄のモエソデの集大成的作品「コンポジション」、”愛”に満ちた歌声が決してあり得ない”永遠”を願いながら力強くアルバムを締めくくる「アイを知った日」の計17曲を再編集し収録。

アーティスト情報

  • モエソデ

    萌え袖が大好きなボカロP。 2019年末の活動開始直後は純粋な邦楽ロックを目指していたが、近年のインターネットの影響を受けて作風が変化していく。テクノ・ロック・音ゲーコア・現代音楽・劇伴風・プログレ・ドラムンベース・ポエトリーリーディング等を好んで作るが、ジャンル名不詳な楽曲も多い。非現実的な技巧を織り交ぜたピアノ、自然かつ諧謔的な変拍子、多様な解釈ができる歌詞等が特徴。好きな楽曲テーマは、雨、静寂、絵画、幾何学、生と死、嘘、合成音声文化の未来。コンセプトは「かわいい曲にやさしい毒を」。シリアスな作品を多く作る一方で、動画投稿サイトにはネタ曲も多く投稿しており、その行為は人間が普遍的に持つ二面性の表現として成立している。それとも或いはただの気まぐれ生命体かもしれない。

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LUCY LOVE records

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