忘れないでいて
旅の幻想譚
此処は、一夜だけのsteam town
「呆れたわね。」
寝過ごしの代償として
目覚めまで退屈なんてさせないわ!
此の歯車発電なんて素敵でしょう?
あれもこれもそう、私が作り上げたの。
3000年ぐらいかけて組み上げたの。
邪魔するものなんて誰もいなかったよ。
展開するコルセット
発条のメイド
永久の照明/証明
煙る空の影
差し込む灯りが
”それ”は幻と
深く 嘲るの。
―steampunk
夜を超えて
―steampunk
叶えようと
―steampunk
繰り返すたびに虚しくなる
―steam clock
針時計の
―tick tock
告げる刻限
―scheme short
抗うよ
時間を止めた!
最終/憧憬/改修/警鐘
永遠の呪いさえ
かき消してよメロディ
踊れよ、踊れよ、踊れ。
瓦礫を朝日が照らす
寂れたステージで
あと少し、少しだけ
120secの小旅行
帰りの切符はキスとシャーベット
…冗談、真に受け戸惑う君に
幾千年ぶりに笑った
眩しい永遠の現世(異世界)へ
戻れる君を乗せるスタージェット
始まる離陸のエンジン音が
別れの言葉を切り裂く!
本当は寂しいことばかりだけど
迷わせちゃいけない
いけないから
溢れる孤独を飲み込んで
”去り気なく”秘密を告げたんだ
「私、蒸気機関にしか、恋できないみたい。」
いけない少女に
「私も同じ!」と叫ぶ声
最後の邂逅/懐古を
微睡の果て
- 作詞
モエソデ
- 作曲
モエソデ
モエソデ の“蒸気都市のワルツ”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
フィボナッチ
モエソデ
- 2
みゅーじっくもんすたー!
モエソデ
- ⚫︎
蒸気都市のワルツ
モエソデ
- 4
「一雨曰く。」
モエソデ
- 5
雨のうた、聞こえないように
モエソデ
- 6
八月透夏
モエソデ
- 7
十二音技似非調性学
モエソデ
- 8
電脳ロイコ
モエソデ
- 9
ここに歌詞を入れてください
モエソデ
- 10
みゅーじっくいーたー!
モエソデ
- 11
意味の無い音楽
モエソデ
- 12
藍染恋歌
モエソデ
- 13
「痛いのが怖いから生きている」
モエソデ
- 14
アイ無き絵画、芸術史を殺せ
モエソデ
- 15
才能論
モエソデ
- 16
コンポジション
モエソデ
- 17
アイを知った日
モエソデ
モエソデ(m-sode)初の配信アルバム。2023年末までに投稿した約50曲の中から、代表作の「フィボナッチ」、DTMerの自嘲に満ちた「みゅーじっくもんすたー!」、束の間の異世界小旅行を描いた「蒸気都市のワルツ」、雨と静寂をドラムンベースに乗せた「―雨曰く。」、ピアノと歌声が対等に語らう「雨のうた、聞こえないように」、独特なリリックで人類絶滅後の夏をノスタルジックに描いた「八月透夏」、音楽の可能性の模索を十二音技法による音列のリフレインで描いた「十二音技似非調性学」、世界を浸食する合成音声への畏怖をハードスタイルで描いた「電脳ロイコ」、聴き手に楽曲完成権を委ねた実験的作品「ここに歌詞をいれてください」、合成音声とコンポーザーの主従関係の逆転を妖しくも痛快に描いた「みゅーじっくいーたー!」、2つのサビの大胆な対比にモエソデらしさが表れた「意味の無い音楽」、リリースカットピアノ&チップチューンサウンドで月並みな恋愛を他人事のように描いた「藍染恋歌」、生と死への”アンチテーゼ”「痛いのが怖いから生きている」、画家として生まれたAIの物語を7名の合成音声を駆使して描いた前衛的作品「アイ無き絵画、芸術史を殺せ」、”天才”と”平凡”の狭間で生きる者たちのリアルを描いた「才能論」、2023年迄のモエソデの集大成的作品「コンポジション」、”愛”に満ちた歌声が決してあり得ない”永遠”を願いながら力強くアルバムを締めくくる「アイを知った日」の計17曲を再編集し収録。
アーティスト情報
モエソデ
萌え袖が大好きなボカロP。 2019年末の活動開始直後は純粋な邦楽ロックを目指していたが、近年のインターネットの影響を受けて作風が変化していく。テクノ・ロック・音ゲーコア・現代音楽・劇伴風・プログレ・ドラムンベース・ポエトリーリーディング等を好んで作るが、ジャンル名不詳な楽曲も多い。非現実的な技巧を織り交ぜたピアノ、自然かつ諧謔的な変拍子、多様な解釈ができる歌詞等が特徴。好きな楽曲テーマは、雨、静寂、絵画、幾何学、生と死、嘘、合成音声文化の未来。コンセプトは「かわいい曲にやさしい毒を」。シリアスな作品を多く作る一方で、動画投稿サイトにはネタ曲も多く投稿しており、その行為は人間が普遍的に持つ二面性の表現として成立している。それとも或いはただの気まぐれ生命体かもしれない。
LUCY LOVE records