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歌詞

瘡蓋のあとに

Cata

夜に好かれた生活で

鉄を切り裂いた少女が

涙を流していた

なんだか綺麗に見えた

闇が抱いた電球が

息苦しそうに光ってる

目に映る景色は

汚れきった髪と顔

夜に好かれた生活で

鉄を切り裂いた少女が

涙を流していた

なんだか小さく見えた

君が読んだ小説は

まだ読みきれてはいなくて

それはまた世界みたい

妙に見えなくなっていた

体中のかさぶたを

ずっと撫でていてあげよう

二度と剥がれないように

剥がされないように優しく

泥まみれの背中を

ずっと抱きしめてあげよう

君が汚れないように

汚されないように盾になろう

言葉を濁して

文字は紡がずに

君だけを溶かしても

(張り付いて)

開いても

(心臓を)

許しても

(罪の数)

嘆いても

(残る痕)

この箱じゃ

(消えない額の粒たちも)

この中じゃ

(見えないままいられるようにと)

勇敢な死体につけた足跡

君が聞いた雷鳴の数も

全部どうでもいいから

遠くの地平線に沈めて

体中のかさぶたを

ずっと覆っていてあげよう

照らされないように

照らされないように

もっと

泥だらけの背中を

ずっと抱きしめてあげよう

ともに汚れるように

汚されるように優しく

「体中のかさぶたがもしも

いつかいつかさ、消えたなら

僕だけ見た素肌を」

  • 作詞

    松本大空

  • 作曲

    打越泰貴

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