

朱く揺れてる 朱いさかな
あれはわたし 小さなわたし
何にそんなに捕われているの
捨ててしまえれば楽になれるのに
わたしの中の 朱い朱いアカい傷痕
深い海の底 まだ泣いている
膝を抱えて 小さなわたし
何にそんなに怯えているの
怖がるものはもういないのに
傷つくわたしは もうもういいんじゃない
いつかふわりと朱いさかな
浮かび上がって いつか空の彼方へ
憎しみ哀しみも 傷ついた心も
小さなわたし 朱いさかなよ
いつか空の彼方へ いつか空の彼方へ
- 作詞者
小暮はな
- 作曲者
小暮はな

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- 1
アンドリーニャ
小暮はな
- ⚫︎
朱いさかな
小暮はな
- 3
MOJITO
小暮はな
- 4
ホタルの庭で
小暮はな
- 5
おかっぱ頭~愛情42~
小暮はな
- 6
一羽のカモメ
小暮はな
- 7
誰かが誰かを
小暮はな
- 8
AVIA
小暮はな
- 9
Grândola Vila Morena (Cover)
小暮はな
- 10
タンポポのように
小暮はな
- 11
かもめの住む街
小暮はな
遠いポルトの海風、鳥たちの声、石畳、かすかな青いエロスの香り……
紡がれた言葉と調べ、その歌声は光と陰
2023年にライス・レコードから『ジャカランダ』(OSR-8100)をリリースしたシンガー・ソングライターの小暮はな。以前より積極的にポルトガルとの関わりを表現してきた彼女が初めて放った本格的なファド作品『ジャカランダ』は、各方面で大きな話題を呼びました。そんな彼女の前作『アズール』(2017年作)の在庫が終了したことを受けて、この度ライス・レコードから同作の再発盤をリリース、それに併せて配信も開始しました。
小暮はなは15歳より自作曲を創り始め、ライヴハウスなどでギターの弾き語りを行うようなりました。その後関島岳郎(栗コーダーカルテット)プロデュースによる1stアルバム「鳥になる日」(off-note)を2004年に発表した彼女は、2008〜2011年までの間、ポルトガルを中心に欧州各地で活動を行うようになります。そしてそんな経験を元に、ファドの影響を随所に感じさせる哀愁漂うメロディーと、 深く叙情的な詞の世界、やわらかく凛とした歌声にさらなる磨きを掛けた彼女が13年ぶりに発表したのが、今回ライスから再発される『アズール』でした。
小暮はなの代表作とも言える『アズール』では、英珠や紅龍(上々颱風)との共同作業でも知られるピアニストの永田雅代が小暮と共にプロデュースを担当。そのほか、ロケット・マツ(パスカルズ)、関島岳郎、西村直樹、関根真理、塙一郎といった錚々たるミュージシャンが参加している点にも注目が集まりました。収録曲の多くは小暮はなの自作曲ですが、紅龍の提供楽曲「誰かが誰かを」や、詩人の金子光晴(作詞)/フォーク歌手ひがしのひとし(作曲)による「おかっぱ頭~愛情42~」も取り上げています。また最新作『ジャカランダ』ではファド・アレンジで聴かせていた「アンドリーニャ」「ホタルの庭で」のオリジナル・ヴァージョン、ポルトガルのカーネーション革命の開始の合図ともなった「Grândola, Vila Morena」のカヴァーなども収録しています。
アーティスト情報
小暮はな
シンガーソングライター。 15歳よりうたを創り始め、ライヴハウスなどでギターの弾き語りでうたいはじめる。 ポルトガルを中心に欧州各地でもライヴを行い、日本語の持つ響きとポルトガル語の響きに惹かれ、歌でその融合を試みている。 近年はポルトガルの伝統歌謡、ファドもレパートリーに加え、活動を続けている。 2017年に2ndアルバム『AZUL アズール』をリリース。 2023年には小暮はな初のファドアルバム『ジャカランダ』をリリース。
小暮はなの他のリリース
ライス・レコード