AZUL (2024 Reissue)のジャケット写真

歌詞

タンポポのように

小暮はな

白く歳をとって わたしの魂は

飛んでゆく あの川の向こうへ

アスファルトの中で 空を見上げた

鳥が一羽飛び立つ 羽を広げて

どこへゆくのか だれにもわからない

風に吹かれて タンポポのように

どこから来たのか ここへ舞い降りた

生まれてきたこと 悩んだこともあった

雨に打たれひとり 凍えた夜も

あかく燃える夕陽に 涙したことも

瞳を閉じると こぼれるよ子守唄

やさしく揺れる タンポポのように

いつかどこかで わたしの魂は

黄色い花 咲かせてるだろうか

風に吹かれ散って 見えなくなっても

星がひとつ流れて 消えてしまっても

どこかでだれかが 歌ってる子守唄

光に咲いた タンポポのように

ラララ ラララ

ラララ タンポポのように

ラララ タンポポのように

ラララ タンポポのように

  • 作詞

    小暮はな

  • 作曲

    小暮はな

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遠いポルトの海風、鳥たちの声、石畳、かすかな青いエロスの香り……
紡がれた言葉と調べ、その歌声は光と陰

 2023年にライス・レコードから『ジャカランダ』(OSR-8100)をリリースしたシンガー・ソングライターの小暮はな。以前より積極的にポルトガルとの関わりを表現してきた彼女が初めて放った本格的なファド作品『ジャカランダ』は、各方面で大きな話題を呼びました。そんな彼女の前作『アズール』(2017年作)の在庫が終了したことを受けて、この度ライス・レコードから同作の再発盤をリリース、それに併せて配信も開始しました。
 小暮はなは15歳より自作曲を創り始め、ライヴハウスなどでギターの弾き語りを行うようなりました。その後関島岳郎(栗コーダーカルテット)プロデュースによる1stアルバム「鳥になる日」(off-note)を2004年に発表した彼女は、2008〜2011年までの間、ポルトガルを中心に欧州各地で活動を行うようになります。そしてそんな経験を元に、ファドの影響を随所に感じさせる哀愁漂うメロディーと、 深く叙情的な詞の世界、やわらかく凛とした歌声にさらなる磨きを掛けた彼女が13年ぶりに発表したのが、今回ライスから再発される『アズール』でした。
 小暮はなの代表作とも言える『アズール』では、英珠や紅龍(上々颱風)との共同作業でも知られるピアニストの永田雅代が小暮と共にプロデュースを担当。そのほか、ロケット・マツ(パスカルズ)、関島岳郎、西村直樹、関根真理、塙一郎といった錚々たるミュージシャンが参加している点にも注目が集まりました。収録曲の多くは小暮はなの自作曲ですが、紅龍の提供楽曲「誰かが誰かを」や、詩人の金子光晴(作詞)/フォーク歌手ひがしのひとし(作曲)による「おかっぱ頭~愛情42~」も取り上げています。また最新作『ジャカランダ』ではファド・アレンジで聴かせていた「アンドリーニャ」「ホタルの庭で」のオリジナル・ヴァージョン、ポルトガルのカーネーション革命の開始の合図ともなった「Grândola, Vila Morena」のカヴァーなども収録しています。

アーティスト情報

  • 小暮はな

    シンガーソングライター。 15歳よりうたを創り始め、ライヴハウスなどでギターの弾き語りでうたいはじめる。 ポルトガルを中心に欧州各地でもライヴを行い、日本語の持つ響きとポルトガル語の響きに惹かれ、歌でその融合を試みている。 近年はポルトガルの伝統歌謡、ファドもレパートリーに加え、活動を続けている。 2017年に2ndアルバム『AZUL アズール』をリリース。 2023年には小暮はな初のファドアルバム『ジャカランダ』をリリース。

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    小暮はなの他のリリース

ライス・レコード

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