いつか見惚れていた月は輝いていた
気が付けば僕の息が切れていた
今日もまた何者にもなれないまま
行き交う人達を
割れた空の下で眺めた
僕もいつか
あなたのように掬いたい
見向きもされないまま
人は遠く過ぎ去る中
立ち止まっていた僕がいた
いつも何もできなくて
精一杯笑うだけだったんだ
明日から変えることが出来たなら
どれほど夢が広がるかな?
何の意味がなくても
ずっと走り続けたい
誰かに足跡を残せたならって
崖の上で立ったまま震えた
いつか忘れていた、集めてきた欠片
気が付けば風が吹き始めていた
今日もまた、何者にもなれないまま
繰り返す日々は
笑えるほど飽きた僕がいた
もう一度
あの時の音を今も探している
どれだけ ”悲しみ” が僕を
“無力だ” と言われようと
届けたい音があるのだ
あれから躓いて転んで
何度も終わらせたかったんだ
でも僕の中で誰かが謳っている
”君はもっと遠くへ飛べるさ”
何の意味があるのか
全くわからないけれど
僕の中にあるこの響く音を
信じているから進めるんだ
矛盾だらけの世界
まじめに生きるほど辛くなっていた
それでも足掻いて
明日も期待していたい
いつも何もかもが怖くて
逃げ出した自分がいた
未来の僕に誇れるように
飛び出した
いつも何もできなくて
精一杯笑うだけだったんだ
明日から見える景色は何かな?
どこまで夢が広がるかな?
何の意味がなくても
ずっと走り続けるよ
僕の中にあるこの響く音を
信じているから高鳴り出した
- Lyricist
Nue
- Composer
Nue
- Producer
Nue
- Vocals
Nue
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Identity
Nue