ぼかした話の続き
終わらないでいてほしくて
はぐらかして理想のまま
結論を急がないでよ
ゆっくり話すにはちょうどいい温度の紅茶と
冷たいあなたの視線
混じり合うことのない溜息
満たされてもいないはずなのに
どうしてだろうか
喉を通らない菓子
窓際で
あなたを見ていた
その目には
僕は映らなくて
耐えかねた
僕の一言目を遮ったのは
ティースプーンの音だった
こぼした本音がシミになって
残ったテーブルクロス
隠すようにカップを置き直した
はぐらかしたってどうしようもない
途方もない寄り道ももう終わりかな
蓋した話の続き
終わらないでいてほしくて
はぐらかした理想と砂糖粒が
オーロラみたいだ
窓際で
あなたを見ていた
その目には
僕は映らなくて
耐えかねた
僕の一言目を遮ったのは
ティースプーンの音だった
- 作詞
97
- 作曲
97
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