Lyric

ベランダの空はもう　春が近づいて

コーヒーの香る穏やかな朝さ

君から逃げる猫は　キャンバスの隅っこで

緑色に染まる世界を見ていた

公園の時計台は　飛んでく赤い風船を

指差した子どもたちと影遊び

白んだ日差しのなか　遠ざかるその様に

見とれてる君が置き忘れた思い出

夢を見ながら僕らは歩いて来た

立ち止まってしまったら　悲しくなるから

鮮やかに描いてよ　僕らの心を全部

青い夜の向こうには　褪せてしまうから

きっと忘れてしまうよ　紫陽花が咲くころに

僕はミラー越し歪む　今を見てた

分け合う名も無き感情で　形をつくる毎日を

オレンジのヘッドフォンが　歌ってる

夢を見ながら僕らは歩いて来た

振り返ってしまったら　悲しくなるから

鮮やかに描いてよ　僕らの心を全部

青い夜の向こうには　褪せてしまうから

鮮やかに描いてよ　飾らずに描いてよ

ウォーターカラー