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「吹奏楽のクラシック曲」を新録音でお届けするBCLシリーズ、第11作目は再び海外の歴史的名作をピックアップ。アメリカの吹奏楽3大作曲賞のひとつABA(アメリカ水素額指導者協会)オスワルド賞の記念すべき第1回受賞作品でもあるクリフトン・ウィリアムズの代表作「ファンファーレとアレグロ」に始まる全8作品。どれも吹奏楽の歴史を語る上で欠かせない傑作揃いです。
今回のタイトル曲は、アメリカを代表する作曲家モートン・グールの「ジェリコ」。旧約聖書に登場するエピソードの一つ「ジェリコの戦い」を見事なまでに音楽化したアメリカ吹奏楽作品の金字塔で、それぞれの楽器の特性を活かした明快なオーケストレーションは、前出のクリフトン・ウィリアムズなど後進の作曲家に大きな影響を与えました。
その他、イギリス南西部サマセット地方の民謡を使ったホルストの管弦楽曲をグランドマンが編曲した「サマーセット・ラプソディ」、1965年全日本吹奏楽コンクール課題曲になったコフィールド「序曲『ティアラ』」、戦後の日本吹奏楽の復興をささえたジョセフ・オリヴァドーティの楽曲の中から「イシターの凱旋」、「リンカンシャーの花束」で知られるグレインジャーがグリーグに捧げた「岸辺のモリー」ほか、プロイハー「スー族の旋律による変奏曲」、アルフレッド・リード「サスカッチアンの山」といったあまり録音されることのない貴重な音源を収録。
木村吉宏&広島ウィンドオーケストラが新たに生命を吹き込んだ珠玉の8作品です。
1993年広島ウインドオーケストラは広島を中心に活躍するプロ演奏家により吹奏楽の素晴らしさ、そして音楽を通じ平和への願いを発信するため結成された。同年10月第1回定期演奏会を開催。このコンサート以降、年2回の定期演奏会を開催する他、学校公演、慰問コンサートといった地域に根差す活動だけでなく、県内外からの依頼コンサート等現在までその活動範囲を広げている。 1999年第11回定期演奏会が世界音楽祭“オーガスト・イン・ヒロシマ”の一環公演となる。2003年吹奏楽名曲集「バンド・クラシックス・ライブラリー」(ブレーンミュージック)の第1弾CD「春の猟犬」が発売、このシリーズは2009年までに全12弾が製作され、現在も販売中のロングセラーとなる。結成10周年記念第20回定期演奏会ではユニセフ難民救済チャリティー募金事業を行う。2011年 下野竜也が音楽監督に就任。“邦人作品”・“芸術性を追求した吹奏楽”を核とした意欲的なプログラミングが始まる。下野&HWO初となるCD「兼田敏ウインドオーケストラのための交響曲」はレコード芸術誌の特選盤として話題を集め、音楽の友社第49回「レコード・アカデミー賞 特別部門 吹奏楽」を受賞。日本管打・吹奏楽会第23回アカデミー賞(演奏部門)、第35回広島文化賞、2014年度広島市民賞を受賞。しなやかで美しいサウンドと意欲的なプログラムが各方面から注目を集め、吹奏楽の新たな可能性を感じさせるプロフェッショナル吹奏楽団として、さらなる躍進を続けている。
ブレーンミュージック