Ippo kara hajimaru monogatari Front Cover

Lyric

Ippo kara hajimaru monogatari

Poppo

背中に広がる まばゆい街の灯り

遠くから 誰かの笑い声

だけど 私の場所はそこにはなかった

目の前には町の外の静かな暗闇が広がっていた

知っている場所へ戻れば 安心だけど

見えない未来は あまりにも怖くて

そのとき

君が そっと手を差し出して

「行こう」と 優しくつぶやいた

私は 迷いながらも

その手を握り 一歩を踏み出した

月は雲に隠れて

道には 静けさが満ちていた

だけど 空を見上げれば

無数の星が 瞬いていた

けれど 旅が進むほどに

私はだんだん 怖くなっていった

見知らぬ景色に囲まれて

自分を見失っていった

「本当に信じていいの?」

そんな小さな疑いが芽生えて

気づけば私は

君の手を 離してしまった

気づいたときには もう遅くて

君の姿は 闇に溶けていった

ひとりぼっちの夜

私は叫んだ

「助けて、どこにいるの?」

「ごめんね、君に会いたい」

すると 静寂を裂いて

足音が近づいてきた

君が そっと言った

「探してたよ」

君の笑顔に私が問う

「どうして そんなに助けてくれるの?」

「誰かを助けるのに 理由はいらない」

雲が晴れて目の前が色づいたんだ

見上げれば 新しい街が広がっていた

でも私は気づいたんだ

幸せは場所じゃない

誰かと 触れ合うその中にあることを

君が教えてくれた

君は そっと背中を押して言った

「もう一人でも大丈夫だよ」

そして 静かに姿を消した

今 私の手を握る君はいない

だけど 私はもう迷わない

君がくれた勇気を胸に

今度は私が 誰かの手を握る番

静かに 夜が明けていく

私は 小さくつぶやいた

「ありがとう——さあ、行こう」

  • Lyricist

    Poppo

  • Composer

    Poppo

  • Producer

    Poppo

  • Programming

    Poppo

Ippo kara hajimaru monogatari Front Cover

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