Lyric

深くは聞かないよ

話さないで もう大丈夫

僕だってそこまで馬鹿じゃないんだよ

重なっても 跨っても ホックを外しても

君の心には触れなかった

きっと夢 幻だったんだ

きっと夢 幻だったんだ

未だ 君との日々が香るクローゼット

「行かないで」 もう言えなくなっていた

あなたと行きたいお店を 隠れて見ていたの

あなたの負担になりたくなくて

寄り添っても 手をとっても 疲れているから

あなたの心を癒せたらなあ

濁った水溜りみたいで 広い陽だまりみたいだ

一つだけ確かなことは

僕ら 笑い合っていた

並んで手を繋ぎ 朱い空見上げていた

影が揺れていた

きっと夢 幻だったんだ

きっと夢 幻だったんだ

未だ 君との日々が ここに残ってるよ

「行かないで」 そう言って欲しかったの

二人 思い描いていた未来

きっと同じだったんだ

泡沫みたいに美しく綺麗だった

ねえ どこまで昇れば

ねえ どこまで辿れば

ねえ どこか行ければ

小さく弾けて消えてしまった

夢 幻だったんだ

夢 幻だったんだ

ただ 昔の二人を思い出していた

ずっと夢を見ていたかったな

きっと夢 幻だったんだ

きっと夢 幻だったんだ

もう 二人の舞台 幕は閉まっていた

小さい手 解けてしまったんだ

ねえ あの空 (夕焼け)

今も見えるよ (綺麗だね)

違うのは (どこから)

私たちだね (間違えたんだろう)

私も心から愛してたよ

「またいつか」じゃズルイから

「…さよなら。」

ねえそれ誰？って子供みたいな言葉

目を瞑り言わなければ 今もきっと何処か

ふわり飛んで 手を繋ぐ僕ら

嘘で固まった仮面の笑顔も

隣に居られれば幸せだった

気づかないふりを

続ければ 誤魔化せば

幸せだったんだ