歌詞

文字読むいろはに　わがゆめは

おいらん草のごとし

雨降れば濡れ、風吹けば散りぬるを

咏いつくして

あけぼの見れば京の藤

雲のたなびく空を見る

猛き武士の心さえ

万の歌ならなぐさむる

その目に映る眩さ　その心に湧く熱り

思うがまま

衝動に任せ

声に、紙に載せて

言葉が織りなす物語

景色、感情を徒然に

胸に抱きて舞い歌おう

往古来今　途を繋ぐ

消えゆく声も残る文字も

一切全て、かけがえのない

魂ならば仰げ尊し

綴る思いを伝えゆこう

世を捨て悟る言葉あらば

享楽誘う言葉あり

知らざあ言って聴かせましょう

紅月照らす物語

その目に浮かべた涙　その胸を打った瞬間

選ぶのなら

どんな言葉で

彩って残そうか

言葉が映す行末は

希望、絶望も徒然に

迷うのならば開き、捲れば

いつも導はそこにある

わずかな頁に託された

人生 創生の有り様は

ゆめまぼろしと侮る勿れ

描いた今を

この地獄より地獄的で

複雑怪奇なこの世なら

蜘蛛の糸手繰って

生きるべき路を足掻け

言葉が織りなす物語

景色、感情を徒然に

胸に抱きて舞い歌おう

往古来今　途を繋ぐ

消えゆく声も残る文字も

一切全て、かけがえのない

魂ならば仰げ尊し

綴る思いを伝えゆこう

この世を飾って魅せるのは

紡ぐ言の葉