

午前六時の改札、白い息が空に消える
信号機が青に変わる三秒前
制服の袖を引き上げて
濡れたアスファルトを踏む
桜はまだ五分咲き
川沿いのベンチが冷たい
花びらが靴に貼りついて離れない
イヤホンの中でドラムが鳴る
始まりなのに、もう終わりみたいだ
昨日より少しだけ速く歩く
自販機の釣り銭が鳴る
缶コーヒーの湯気が揺れる
橋の上、風が強くて
前髪が視界を切る
駅前の時計は正確すぎる
僕の鼓動は合わない
君と目が合った瞬間
心拍数が指数関数みたいに跳ね上がる
でも距離は0ミリのまま
触れたのに触れてない
花びらが道路に擦れて音を立てる
新しい教科書が重い
始まりなのに、もう終わりみたいだ
それでもドアは開く
今日が怖いなら、俺が先に走る。
- 作詞者
ai.abuyasu
- 作曲者
ai.abuyasu
- プロデューサー
ai.abuyasu
- プログラミング
ai.abuyasu

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春、午前六時
ai.abuyasu



