Lyric

静かな朝　差し込む光

ふと香った　懐かしい匂い

あの日と同じ　味噌汁の湯気

心が少し　温かくなった

何気ない言葉に　どれだけ救われたんだろう

笑い声が　今も耳に残ってる

聞こえてますか　空の向こう

あなたの子で　よかったよ

寂しくても　ひとりじゃない

優しさが　胸にあるから

ありがとう　届いてますか

言えなかった　最後の言葉

涙よりも　想いの花を

そっと　あなたに贈りたい

泣き虫な僕を　抱きしめた手は

今でも覚えてる　ぬくもりのまま

強がりばかり　見せてたけど

ほんとはずっと　甘えていたんだ

あの日見上げた夕焼けが　こんなにも綺麗なのは

あなたがそっと　空から見てるから

覚えてますか　手を繋いで

歩いた道の　夕立の匂い

転んでも　起き上がれた

あの声が　今も背中押す

ありがとう　声にならずに

胸の奥で　揺れてるけど

いつの日か　また会えるまで

ずっと　忘れはしないから

空を見上げ　つぶやいた

『おかあさん』

その一言に　すべて詰まってた

悲しみさえ　あなたの愛で

少しずつ　光に変わる

また今日も　あなたのように

誰かを　優しく守りたい

あなたに　届きますように