歌詞

青く光るのは鏡越しの君の携帯

否が応でも僕を捕まえていていたいんだね

僕を好きでいた君は水たまりに沈むよう

君を好きでいた僕は冬の香りを楽しもう

だってささない傘は邪魔だし

ネックレスはなくなったまんま

君の趣味で偏る色

肩をすくめて誤魔化す対応にも

飽き飽きしてきたこの頃

寂しさは紛れもなく本物

臭いものにした蓋

疑わず全て飲み込んできた

「私から言いたかった」

泣き真似が板についたみたいだ

それじゃ歩いて帰らないか

二人の今までを語りながらさ

僕たちだって知っているんだよ

寒空に星がきらめき

こんな日がいつまでも心に残ること

僕たちだって見えているんだよ

この幸せの輪郭が

二人を囲むように丸くなりそう

メモを取りながら人の言葉なんて聞けない

フォーカスするほどぼやけてしまうジレンマ

動物的本能で嗅ぎ分けるこの腐敗臭

きっと頭のなかどこか気づいていたんだね

死ぬまでにあと何回

当たり前は塗り変わるだろう

息を飲むほどに美しい

今だけのヴィーナス

痛みは痛みだ

程度は受ける人にはよらない

こんな時くらい電話して

優しさは売り物なんかじゃないから

僕に言い訳しないで

あくまで天使を演じていて

ボロが出るようならそれまで

愛想尽かしたらさっさと消えてくれ

でも僕たちだって知っているんだよ

繋いだ手を離すときが

この世で一番寂しい瞬間

僕たちだって聞いているんだよ

嬉しくて触れた音色が

二人を包むように鳴り響きそう

僕たちだって知っているんだよ

辛いときに思うことは

きっとお互い同じ