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歌詞

忘れないために

RoN-F

弔い

2025年9月26日

しまこ

Rest In Peace

保護犬として家族の一員

きっかけみんなの飼いたい一心

多頭飼育崩壊 近親パラノイア壮観

推定三歳 出産形跡も

ボランティア団体の見解

一週預かって様子を見たい

大丈夫 決していじめたりしない

俺は反対だが 懐いたなら仕方ない

我が家で らしく癒し育てたい

散歩嫌い しつけは初めから

時に噛みつき下げた頭

番犬なら優秀 構おうとすれば逃げてく

飼い主に似てくる 気分で甘えるツンデレ

自然体 いいんだ 好きに生きて

喋れないけど 気持ち伝わるよ

わかりやすいほど 素直に生きたね

預かった命 幸せにするよ

寂しくもさせた その分愛でて

人のエゴから解放 曇らせてごめん ウチで癒すよ

喋れないけど 気持ちわかるよ

わかりやすいほど 素直に生きたね

授かった命 幸せにできた?

問いかけてみても そもそも答えない

でもありがとう ファミリーの一員

これからいつでも 一緒にいるよ

忘れないよ

一緒にいるよ

喋れないけど

気持ちわかるよ わかりやすいほど

彼女の一生人よりも早く

老いてく様子が動きからとれて

一緒に暮らして10年目

病気になったの1年前

胸に腫瘍 悪性のしこり

みるみる膨らみ 引きずるサイズに

「年齢的にメス入れられません」

最期まで看取る覚悟

2週間前 玄関を開ける

獣臭から異変がよぎる

普段との違い 鳴き声がしない

駆け寄ると 横たわる驚愕

食い破る病巣

その空いた穴はドス黒い

食事をしない 水しか求めない

静かに向かう 強い態度

その反面荒くなるbless

見てわかるもう時間の問題

ゆっくりとその時は近づく

付き添うこちらに目を合わせ

5回呼吸して 瞳開けたまま

逝ったよ

〈台詞〉

もっと寝ていたいのに

ご飯の催促は激しいんだよ

布団の上はいいんだけど

顔はやめて欲しかったな

隙あらば玄関から抜け出して

捕まえるの大変だったよ

んで、リールつけると

大して歩かんで

帰りたがるの ちと笑えた

いつだか車でみんなで出かけて

毛だらけになって大変だったり

家のあちこちに名残が出てくる

人形までは作っていない

忘れないよ

一緒にいるよ

喋れないけど

気持ちわかるよ

  • 作詞者

    RoN-F

  • 作曲者

    Heel Hold

  • プロデューサー

    しろくま

  • マスタリングエンジニア

    しろくま

  • ラップ

    RoN-F

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    忘れないために

    RoN-F

    E

2025年9月26日に星となった愛犬への追悼曲。
不幸な生い立ちからの一生を1曲に仕上げた。

この子と同じような境遇を発生させない為にも、
包み隠さず直接的な言葉を用いて表現しているが、
UK garageの曲調で軽やかにラップしている。

悲哀よりも慈愛を込めて、
versではエピソードを中心に、
Hookでは家族の視点で内外の心情を記されている。

アーティスト情報

  • RoN-F

    2002年、札幌を中心に活動開始。 2006年、現在の名義を名乗り岩見沢、江別、札幌で活動。 2009年、結婚を機に活動休止。製作のみ持続。 2019年、長男がDJ活動を開始し、並行して活動を再開。 三人の子供を持つ家庭人が紡ぐ独自の視点と感性によるワードチョイス。音楽の可能性を信じるスタイルで、ジャンルを飛び越えた表現を求めている。

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