歌詞

ビニルマーメイド

あのひとへの憧れは

そらを高く　つきぬける

やわらかな水たちと

海をなぞる

ほら、ここに

そらを駆ける少女よ

わたしに、その青を頂戴

風にとばされて宙をまう

"ビニル"

そのあり様は、わたしのように

あなたがそう　今みる色

知らないまま　この先も

ああ、息をとめてしまいそう

おぼれてゆくわ

そらを抱いて

この脈と心の園の平穏

妙に絡み合っては

とけて消えてゆくみたい

どこだって果てまでだってビニル

執着はあなたのすべて

わたしの

こぼれた泡を

すくってほしい

── すくってほしい

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見代遥叶としての1stシングル。
六月の記憶、きらめくしずく、誰かの憧憬。
溢れゆく風景を、あなたの胸に。

見代遥叶
2005年生まれ。山梨県出身。シンガーソングライターとして、五感のある音使いをテーマに活動している。10歳の頃から地元のライブハウスやジャズバー、ブルースバーで歌い始め、現在はジャズからポップスまで幅広いジャンルを歌うシンガーとしても活動中。ハスキーで透明感がありながら力強さも兼ね備えた歌声で、繊細に世界観を表現する。幼少の頃より日常的に詩を書いていた一方、作曲は高校時代に始め、今ではアコースティックな作品から電子音楽まで、様々な手法を用いた楽曲制作を行なっている。
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