

祈りは夜に溶けて消えた
聖なる声も今は虚ろ
血の滴が鐘を鳴らす
神様はもう、眠ったわ
冷たい聖書を抱きしめて
少女は罪を口づけた
「赦し」じゃなく「快楽」を選び
壊れた祭壇で舞い始めた
もう誰も止められない
この堕落も、この願いも
崇めるほど 壊したくなる
そんな矛盾に咲く花よ
神様はもう、眠ったわ
私だけの夜が来る
真っ赤なドレスで祈るの
「滅びこそが、美しい」と
鏡の中の聖母が泣いた
でもその涙はどこか甘い
偽りの愛を飾るより
罪と踊るほうが綺麗
天使の羽根はもう燃えた
十字架さえも快楽に濡れた
だから、私は唄うの
神なき世界で、自由の歌を
神様はもう、眠ったわ
誰にも邪魔させない
この身を焚(く)べる火の中で
最期の恋を抱きしめて
神様はもう、眠ったわ
この歌だけが証となる
祈りよりも深い闇で
私のすべて、捧げるわ
神様――見ている?
もしもまだ目覚めるなら
この声で貴方を
もう一度、眠らせてあげる――
- 作詞者
いちごミルク
- 作曲者
いちごミルク
- プロデューサー
いちごミルク
- ボーカル
いちごミルク

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- 1
これが私の、愛のかたち
いちごミルク
- 2
愛してる? じゃあ死んで
いちごミルク
- 3
死んでも、綺麗に咲いてね
いちごミルク
- 4
まだここにいるの、あなた
いちごミルク
- 5
最期のキスをちょうだい
いちごミルク
- 6
壊れるまで踊ってよ
いちごミルク
- 7
あなたの翼、もういらないでしょう?
いちごミルク
- ⚫︎
神様はもう、眠ったわ
いちごミルク
E
『恋シイカラ、殺シタ。』——これは、私の愛のかたち——
深紅の月が照らす夜、彼女はただ一つの愛を抱いていた。愛するほどに壊したくなる、求めるほどに焼き尽くしたくなる。手にした刃は冷たく、けれど、その傷跡さえも愛おしい。血に濡れた頬を撫でながら、彼女は囁く——「ねえ、愛してる?」
この世界に愛があるなら、それは痛みと共にある。最期のキスを交わした瞬間、躊躇いもなく刃を突き立てる。狂気と官能が交差するその一撃は、まるで美しい舞踏のように、二人の運命を絡みつかせる。
求めて、求めて、もう戻れない。壊れるまで踊ってよ。翼なんて、もういらないでしょう? 神様なんて、もう眠ったわ——これは救いではない。ただ、愛に溺れた果ての物語。あなたが綺麗に咲くまで、何度でも。
アーティスト情報
いちごミルク
心揺さぶるゴシックメタルの世界へようこそ! 荘厳でダークなゴシックメタルサウンドをお届けします。美しくも切ないメロディ、力強いリズム、そして深遠な世界観が融合した楽曲で、あなたの心を掴む音楽体験をお届けします。夜の静寂や物思いにふけるひとときのお供にどうぞ。
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