眠れない夜を引っ掻いて出来上がった三日月が
やけに綺麗に見えて皮肉だな
照らされない僕を引っ張って 膨れていくのは
温度のない黒い塊
貸してた本の表紙 貼ってあった付箋に
ありがとうなんてユニークだな
救えない僕を引っ張って 連れ出してくれるのは
彩りをくれる存在
これから街を出るんだ それも瞼の裏
君にだって会える気がしてるんだ
これから街を出るんだ 部屋着のまま
この世の全部を許せるよな
背景は遠く彼方に消えて 眠らないで夢を見ている
歓声は遠く微かに聞こえて 僕の中を泳ぐ音楽
探れない奥を引っ掻いて 傷つけてしまっては
馬鹿みたいだなって思ってしまうけど
望まない時代の流れに 身を任せるには
まだ少し早すぎるから
そして街を出るんだ 今は瞼の裏
玉虫色した時間を歩く
これ以上何があるんだ 疑ってしまっては
情けなくとも 願ってしまうよ
背景は遠く彼方に消えて 知らないものは知らないままで
半醒半睡の日々を染めて 君の中を泳げ
背景は遠く彼方に消えて 眠らない街で夢を見る
歓声がそこで微かに聞こえて 僕の中を泳ぐ音楽
僕の中を泳ぐ音楽
- 作詞
村上勘太
- 作曲
Belly of The Frog
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背景
Belly of The Frog