灰皿に口づけのジャケット写真

歌詞

雨に消えた口約束

夏目そら

雨がネオンを滲ませて

赤い提灯 揺れている

今夜も誰かの「愛してる」が

傘もささずに 流れてく

「今度こそ幸せにする」

あなたはそう言ったけれど

その"今度"はいつだったの?

季節は二度も変わったわ

改札口で振り返る

あなたの背中 追いかけて

濡れたヒールを鳴らしながら

馬鹿ね まだ信じてた

男の約束なんて

煙草の煙みたい

掴んだつもりでも

指の隙間をすり抜ける

それでも恋したの

あたし 本気だったのよ

雨に消えた口約束

涙も一緒に流してよ

「君だけだよ」の優しさが

今夜は胸に痛いの

雨に消えた口約束

それでも憎めない人

惚れた女の負けでしょうか

ネオンに問いかける

雨音のようなピアノ

泣き笑いするテナーサックス

居酒屋の隅のテレビでは

古い野球のニュース

誰かの笑い声だけが

やけに賑やかで

空いたグラスを眺めれば

映る口紅 少しかすれ

「帰ろうか」と呟いても

帰る場所などない夜

女は強いなんて

誰が決めたのかしら

泣きたい夜だって

ちゃんとあるのよ

だけど明日になれば

また笑って歩ける

雨に消えた口約束

終わった恋でいいのよ

愛した日々があったこと

それだけは嘘じゃない

雨に消えた口約束

最後にありがとう

幸せになってねなんて

言えないけれど

せめて元気でいてね

雨はいつか止むものね

ネオンも朝には消える

濡れたハンカチ しまったら

あたしはまた歩き出す

新しい傘を買って

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • サックス

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

灰皿に口づけのジャケット写真

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ネオンに揺れた恋も、嘘に濡れた夜も、拍手に包まれた舞台もあった。

愛されることを夢見て、傷つきながらも口紅を引き直し、朝を迎えてきた女たちへ。

『灰皿に口づけ』は、昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人の女性たちの物語。

雨に消えた約束。
赤いヒールに隠したため息。
港の灯りに重ねた願い。
鏡の向こうで微笑む、あの日の自分。

恋をしたからこそ優しくなれた。
涙を知ったからこそ、強くなれた。

これは、誰かを恨むための歌ではなく、
愛した日々に「ありがとう」と口づけを贈るためのアルバム。

煙のように消えていった思い出さえ、
きっと人生を彩る宝物だったのだから。

アーティスト情報

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