灰皿に口づけのジャケット写真

歌詞

港灯りのララバイ

夏目そら

港灯りが 波に揺れて

遠くで汽笛が 夜を裂く

眠れぬ女の 窓辺には

古いラジオが 歌ってる

「すぐ帰るよ」と 手を振った

あなたの背中を 見送った

あの日の桟橋 潮の香り

今でも胸に 残ってる

手紙の文字は 少なくて

便箋ばかりが 白かった

元気でいると 書きながら

本当は寂しかったでしょう

港の風は

思い出ばかり運ぶの

女の夢は

波間に揺れて消えてゆく

それでも今夜も

帰りを待ってしまう

港灯りのララバイ

あの人の名を 口ずさむ

忘れたつもりの優しさが

胸の奥で 眠れない

港灯りのララバイ

波の子守唄 聴きながら

愛した日々を抱きしめて

ひとり夜明けを待つの

波のように揺れるピアノ

遠い汽笛のようなサックス

赤いマフラー 巻いたまま

冬の桟橋 歩いてた

帰る場所なら ここにあると

何度も心で 呟いた

強い女と 言われても

泣きたい夜は あるものね

誰にも見せぬ涙ほど

海へ静かに 溶けてゆく

男は海を

追いかける生き物ね

女は灯りを

守って生きるのでしょう

だけど本当は

同じように弱いの

港灯りのララバイ

さよならなんて 言わないわ

愛したことは 嘘じゃない

それだけあれば いいのよ

港灯りのララバイ

夜明けの海を 見つめれば

「幸せだった」と微笑んで

新しい朝を迎えるの

ありがとう……

元気でいてね……

港灯りが 消える頃

カモメの声が 空に舞う

あなたを待った この時間も

あたしの人生だったのね

おやすみ……

そして、おはよう……

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • サックス

    ポン汰

  • アコーディオン

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

灰皿に口づけのジャケット写真

夏目そら の“港灯りのララバイ”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

ネオンに揺れた恋も、嘘に濡れた夜も、拍手に包まれた舞台もあった。

愛されることを夢見て、傷つきながらも口紅を引き直し、朝を迎えてきた女たちへ。

『灰皿に口づけ』は、昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人の女性たちの物語。

雨に消えた約束。
赤いヒールに隠したため息。
港の灯りに重ねた願い。
鏡の向こうで微笑む、あの日の自分。

恋をしたからこそ優しくなれた。
涙を知ったからこそ、強くなれた。

これは、誰かを恨むための歌ではなく、
愛した日々に「ありがとう」と口づけを贈るためのアルバム。

煙のように消えていった思い出さえ、
きっと人生を彩る宝物だったのだから。

アーティスト情報

"