灰皿に口づけのジャケット写真

歌詞

真珠色のさようなら

夏目そら

真珠のイヤリング 揺れるたび

思い出ひとつ ほどけてく

グランドピアノの ため息が

夜の静けさに 溶けてゆく

「幸せになれよ」と言うあなた

そんな優しさ ずるい人

最後の最後に 好きだった

あの日の声で 笑うから

テーブル越しの 指先に

触れたい気持ち 隠したまま

氷の溶けた グラスだけ

時間を知って 揺れていた

泣かない女が

強いわけじゃないの

泣かずにいるほど

愛していたのよ

「さようなら」が

こんなに重いなんて

真珠色のさようなら

微笑みだけを 置いてゆく

あなたと過ごした季節には

嘘なんて なかったわ

真珠色のさようなら

涙は胸に しまうのよ

最後くらいは綺麗なまま

背中を向けて 歩きたい

ジャズピアノの余韻に寄り添い

サックスが静かな別れを歌う

真珠のボタンを 留めながら

鏡の前で 深呼吸

若かった頃の あたしなら

きっと泣いて すがったでしょう

恋の終わりを 知るたびに

少しずつ大人になる

傷ついた数だけ優しく

誰かを許せるのでしょう

男は別れを

背中で語るけれど

女は別れを

心に飾るものね

忘れるよりも

抱きしめていたいの

真珠色のさようなら

あなたを恨みはしないわ

愛した日々がある限り

あたしは幸せだった

真珠色のさようなら

ありがとうさえ 言えなくて

小さく手を振る横顔に

「元気でいてね」と呟くの

どうか……

お元気で……

真珠のイヤリング 外したら

夜が静かに 明けてゆく

終わった恋の その先に

新しい朝が 待っている

  • 作詞者

    夏目そら

  • 作曲者

    夏目そら

  • ミキシングエンジニア

    夏目そら

  • ギター

    ポン汰

  • ドラム

    ポン汰

  • ボーカル

    ポン汰

  • ピアノ

    ポン汰

  • サックス

    ポン汰

  • アコーディオン

    ポン汰

  • その他の楽器

    ポン汰

灰皿に口づけのジャケット写真

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ネオンに揺れた恋も、嘘に濡れた夜も、拍手に包まれた舞台もあった。

愛されることを夢見て、傷つきながらも口紅を引き直し、朝を迎えてきた女たちへ。

『灰皿に口づけ』は、昭和のジャズ歌謡とブルースの香りをまとった、大人の女性たちの物語。

雨に消えた約束。
赤いヒールに隠したため息。
港の灯りに重ねた願い。
鏡の向こうで微笑む、あの日の自分。

恋をしたからこそ優しくなれた。
涙を知ったからこそ、強くなれた。

これは、誰かを恨むための歌ではなく、
愛した日々に「ありがとう」と口づけを贈るためのアルバム。

煙のように消えていった思い出さえ、
きっと人生を彩る宝物だったのだから。

アーティスト情報

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