Gosha Front Cover

Lyric

Gosha

Hitomi Onochi

Stuffed Polar bear: Mitsuki Gosha

Piano      : Hitomi Onochi

ぬいぐるみには思うところありですよ。

いつも触ったり一緒にいたりするわけだけど、

「ぬいぐるみに私の気持ちを押し付けていないか」とたまに心配になります。

____それってどういうことですか?

たとえば、「疲れたよ〜」というとき、ぬいぐるみをぎゅっっとしますが、

自分の一方的な理想をぬいぐるみに押し付けてはいないか、という不安がありです。

____それって、ぬいぐるみに関して対等な存在だ、と思えているからこそですね。

わたしもぬいぐるみと接しながら生活しているけど、

「気持ちを押し付けてしまっているかも」と思えたことはあんまりない。

言われたらそんな気がしてきました...。

対等と思えているかとはまた別かもしれませんが、

ぬいぐるみに対して、「生きてるよね」と捉えるようなフラットな気持ちはあります。

わたしは、ぬいぐるみって、心のどこかで生きていないと思っていますが、

生きていて欲しいという願いもあって。

自分が生きている、と思いたい、対等な存在でいたいという思いがある。

ぬいぐるみと私の関係は、都合のいい私益にすぎないと思う。

いつも、なにかを一方的に消費していないかどうか気にしている。

____たしかになあ。

わたしは、自分がつくるぬいぐるみに関しては、

販売したものが友達のてを通して旅に出たり、そういうのを観察して「よかったね」と思っている。

消費とはまた違う側面で、みている。

だけど、いつも家で抱えているぬいぐるみとかは、自分が抱えたいからかかえるし。

でもなんか、一定期間が過ぎたら浮気じゃないけど、違う方をもにもにしていたりして。

自分がぬいぐるみに対して、「命が宿っていてもおかしくない」と当然のように思う気持ちと同時に、

対等に見ていないというか。

都合よくこの方たちのやわらかさを扱っているのかなあと改めて思いました。

難しいところですね。

扱っていいものか、みたいなことも勝手に我々がおもっていることですしね。

・・・

(かに鍋のはなし)

・・

____会話の脱線も含めてさ、

会話するのって本当にその場その場で道がつくられていくのが面白いなあと思います。

セッションですね。

お。

ジャズ....。即興ですね。

形容詞としてジャズを使うことにはまっています。(「かなりJazzです」など。)

ですが、実際のジャズを、聴いたことがないです。

____なのに、かなりジャズとか言っちゃうんですね。

そうです。ずっとジャズ聴いてみたいなあと思いつつ、録音されているのを聴いて、

本当のジャズを感じたことがないです。

____本当の...。

生の、ジャズ。生が本当かはまた別ですが...。

____今私たちもきっと、ジャズしてますよ。

セッション。

____偶然性であったり、この時にしかできないことを味わえるのはいいですね。

そこに意識を持ちながら話ができるのは、面白いですね。

対話って一回きりの

話している瞬間が旬、その時しか味わえない時間...。

いいですね。

ジャズ。

えへへ。

今が、旬ですよ。

____ことばの拾い方のセンスがやはり素敵です。

・・・・

2024.12.20

  • Lyricist

    Hitomi Onochi

  • Composer

    Hitomi Onochi

  • Producer

    Hitomi Onochi

  • Piano

    Hitomi Onochi

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