歌詞

角にぶつけた小指や

落とした小銭で

また私ばっかりと

思っていた

拗ねた大人はそうして

付かず離れずの

居心地を覚えてしまった

おまじないとうらみごとの

ちょうど間くらい

傷つかずに傷つけずに

居たいだけだったのに

定時終わり街が灯り

人が流れ出す頃

待ち合わせた君もどこか

疲れた顔をしていた

今日からこれを愛だとしようよ

ぶり返しの続いた微熱を

夕焼け小焼けの窓際で

もう懲り懲りの「独り」を二人で

なすりつけ合うように結んで

開いたら　ほら　ねぇ

手を打って

そういうことにしようよ

気紛れで揃えたグラスに

6%の淡い期待を注いでいた

これが大人の特権だ

赤面と失言の

言い訳を所有している

おまじないとうらみごとの

ちょうど間くらい

傷つかずに傷つけずに

それで良いはずなのに

飾らないように

抱きしめるように

借り物でないように

君に告げたらどうなるんだろうか？

真っ赤な本当を君に

ああ

今日からこれを愛だとしようよ

ぶり返しの続いた微熱を

夕焼け小焼けの窓際で

もう懲り懲りの「独り」を二人で

なすりつけ合うように結んで

開いたら　手を打って

そうしとこうよ

あっという間に終わるかもしれない

振り返って見た時にはもう

夜が飲み込んだ窓際で私

今日は言わないでおこうと決めたよ

真っ赤な本当を告げるのならば

言い訳は多い方が良い

夕焼けが

頬を染めて堕ちていった