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ボサノヴァを愛する若きシンガーソングライターによる
静かで美しい歌の作品集。
宮崎在住のRei Wadaの初のアルバムとなる本作は、
彼の音楽のルーツでもあるボサノヴァのカバーと
自作曲で綴った一つの恋の詩情が等身大で歌われた作品である。
優しく囁き歌うその声は、夕暮れの部屋の片隅で
親しい特別な誰かのために捧げるように届けられる。
(M-1)の「遠い銀河の片隅で」は心地良いサウンドから始まり、
(M-9)では名曲コルコヴァードをシンプルに歌う。
アルバムのリード曲である(M-10)の「円盤と便箋」は
戻らぬ人を想う気持ちを音楽へ昇華することに成功し、
新しい日本語のスタンダートとして今後も聴かれていく
美しい予感に満ちている。
アルバムのプロデュースは宮崎在住のピアニスト横山起朗によるものであり
(M-1 M-7 M-8 M-10) では編曲とピアノで参加している。
伝統的なスタイルのボサノヴァギターと、 現代の気分を反映させた日本詩から成る Japanese Neo Bossa をテーマに楽曲制作や演奏を行う。クラシックギターでの弾き語りを主軸に、スリーピースバンドYOLKでも活動中。
nagi label