
リリース予定日
2025-12-24
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今作品は、これまでよりも深い位置で音楽を表現することを目的として制作されたが、アルバム全体を通してJ-Pop的な聴きやすさを失うことなく完成させた。
ノスタルジーな印象を受ける「ネバーレットミーゴー」ではパラレル感や浮遊感を存分に演出し、冒頭から繰り返すギターリフには中毒に近いものがある。
また、オルタナリフが印象的な「Sleepy」や「マジックパレード」では軽快さとエモーショナルを融合し、00年代のJ-Popの意思を引き継いでいると感じさせる。スピッツや中村一義と言ったポップでありロックなアーティストを思わせるメロディーセンスは相変わらずだ。
サビのリズムがクセになる「黄昏て」は、暖かな雰囲気がありインディーロック調のリフから曲に入るが、一度聴けば歌いたくなるサビは迫力と存在感を感じる一曲である。
アルバムを通してオルタナもポップも楽しめるバラエティに富んだ作品となっている。
OLIVESと言うバンドには、唯一の美声、独創的で時に破壊的な展開、前衛的なのにどこか懐かしいメロディーなど、特徴として挙げられるものは多い。 ほとんどの楽曲は決して明るいとは言えない曲調だが、抜群のメロディーセンスでむしろキャッチーだと言えるほどに仕上げている。 作詞作曲を担当するVo.橋田理はGRAPEVINEやMr.Childrenに影響を受けており、中でもRadioheadやU2と言ったUKオルタナティブを感じる要素を強く反映している。 また、橋田の書く詩は誰かの為や経験ではなく、生々しいほど赤裸々に彼自身の人生を綴っている。 しかし彼もまた普通の人間であり、誰しもが経験し得る感情には共感出来る方も多いのではないだろうか。 オルタナ好きはもちろん、シューゲイザー、グランジ好きからJ-Pop好きまで必聴のバンドである。