

通う並木を振り返らず
冷たい風にさらされ歩く
今朝の話だと もうすぐ雪が降るって
まだ色づいたばかりなのにね
足取りの重さをコートのせいにして
名前も知らない人とすれ違う
ふと振り返って君がいないかな
ふと振り返って君がいたならな
迷う私にも無理は言わず
冷たい風は私に懐く
部屋の明かりだと もうすぐ夜が来るって
まだ目を覚ましたばかりなのにね
足取りの重さをブーツのせいにして
悴む足を少し早める
市電の線路も冷たい季節に
信号も何故か赤が長いな
足取りの重さを思い出のせいにして
名前も知らない人とすれ違う
長い夜 月の下 自販機の灯り
次の約束を持てない僕の涙すら
照らせない小さな灯り
お似合いな小さな灯り
夜がもう少しだけ長かったらな
秋がもう少しだけ長かったらな
雪が降る前に君を探すのにね
- 作詞者
みちぇ, 芳賀 直弥
- 作曲者
颯人

猫と煙突 の“忘れ音”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード