Lyric

目を覚まさないでいてくれないか

白い光にまみれて 二人輝きながら朝に溶けてゆく

遠い町の青ざめた空を映す君の瞳には

何が見えているの 何を見ていたの

砂浜に無数の魂が打ち上げられていた

磨り減った身体のまま

干からびた命の 願いに似た命の

行く果てに添い遂げる者の祝福の花束を

悲しみは消えないね

汚された身体で舞い上がり瞬く間に

僕の知らない目で 世界を見下ろした

そこから何が見える

世界中が凍りついた夜明け前

襟を正して今日も働きに出よう

滑稽なほどに簡単なことだった

あなたがいたから今日も生きていけるからね

ありがとうね おやすみ また明日

未来まで繋がっていけ 命の火よ

軽やかに飛び立つ

その背中見送った

何もかも忘れて

生きていく僕らに

エンドロールの後にも続いてく命に祝福の花束を

いつかこの身体が辿り着いた先で命の花束を

祈りが運んだその朝に

光の束を集めて

綺麗なまま投げ捨ててよ

そしていつか深い眠りの底

僕らまた出会えるだろう

恋のような凪のような海で