Lyric

眩しすぎて すぐ目が眩むから

夜が来るのを急かすのです

見惚れるほどに羨ましいから

今日もまぶたを閉じるのです

転ばないように 灯した光は

私以外を照らすのです

夜に飲まれて消えてしまいそうな

わたし以外を照らすのです

時計の針も静まるような夜

やけに心が踊るので

みんな独り 戻るような夜

欠けたところが濁るのです

いつか刺さった 棘がうずくのは

夜のせいかと思うのです

静かすぎて 息が詰まるから

自分の生がわかるのです

眩しすぎて 心が痛むので

足元だけを見てるのです

夢の中では空が飛べるので

今日もまぶたを閉じるのです

時計の針も止まるような夜

焼けた心がきしむので

三日月尖り 繰り返すような夜

欠けたところが君なのです

あの日みた星を 思い出すのは

夜のおかげと思うのです

独りぼっち 静寂 よたたも

悪くないなと思うのです

音も光も 眠るような夜の

帳の中で ただひとり

三日月周り なぞるような夜

今日もまぶたを閉じるのです