Lyric

街灯の下で

君から向けられた

その瞳に 何も感じられない

寂れた居酒屋

朝まで付き合って

君の香りが染み付いた

上着を羽織りながら

歩いたこの道も時間も

私は好きだった

ああ、なんかもう

泣けてくるな

足りないよ

この瞬間も

君はここにいないみたいだ

足りないよ

もう何もかも

気づかないふりは得意だけど

もう、疲れたんだ

強く抱きしめて欲しい

愛、ってなんだろうな

深夜のコンビニ

冷えた缶ビール

生ぬるい風の香り

隣歩く君

六畳一間の

狭いこの部屋で

横に並んで

乾杯、あと何回できるの

無造作なその髪も表情も

私は好きだった

あぁ、なんでこう

溢れるかな

足りないよ

今までも今も

行き場のない私のこの愛

足りないよ

もう何もかも

気づかないふりしてても虚しい

でも、終わりたくない

強く抱きしめて欲しい

愛、ってなんだろな

突然降り出した雨のように

きっと告げられるだろう

わかってる、わかってるんだ

でも嫌、嫌なんだ

まだ大丈夫。

そう言い聞かせて

通知のない画面を

何度も何度も何度も

確かめるんだ

足りないよ

この瞬間も

君は他の誰かを思って

足りないよ

言えるわけないよ

外側だけの心無い愛も

足りないよ

しがみ付く心

見っともない私だけど

これしかない

全てなんだ

今日もまた君の元

走り出しているんだ

私ってばかだよね

愛、ってなんだろな