

まだ名もない 歌を胸に
夜と朝の 狭間に立つ
地図にない道の その先へ
私は今 旅を始める
[海の街]
この歌を 潮風の街へ
そっと奏でる 波に溶けても
白い灯台と 石畳の影
港に夢を 預けた夜
揺れる船の明かりを 見つけるたび
胸の奥で 歌が生まれる
帰る場所を 持たないまま
私はまた 弦を鳴らす
海辺の街で 物語を歌う
潮騒が 言葉に変わる
打ち寄せる 波に熱をのせて
心のまま 次の街へ
[砂漠の街]
足跡は 風に消されて
地平線が 揺れて滲む
蜃気楼だけを 道標に
乾いた街へ 辿り着く
乾いた夜に 歌うたび
崩れそうな 心の奥へ
星降る空が 静かに灯す
まだ続いてる 旅の理由
私が歌う旅路の歌
広い大地に 刻まれてゆく
胸に残る 灼熱の砂を
抱きしめて 歌い続ける
[雪の街]
吐く息が 白く染まる街
鐘の音が 夜に響く
凍えた指で 弦を確かめ
静かな雪に 歌を落とす
窓の明かり 見つけるたび
むねの奥で 火が揺れる
名も知らない この街でも
私はまだ 歌っている
夜の帳がおりた 白い世界
北風が吹く 静かな季節
いつか歌が 心を溶かすなら
その役目を 終えて流れる
歌を携えて 夜明けの街へ
この足で また歩き出す
終わらない 旅路の先へ
新しい歌を 探しに行くよ
- 作詞者
湯尾 篤
- 作曲者
湯尾 篤
- プロデューサー
湯尾 篤
- プログラミング
湯尾 篤

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Minstrel Journey
湯尾 篤
アーティスト情報
湯尾 篤
日常の情景や心の揺らぎを切り取り、 失恋や別れの中にある「それでも前に進む想い」を 繊細な言葉で描く作詞家。 夕暮れの街、季節の移ろい、記憶の断片をモチーフに、 聴く人の記憶と重なる歌詞を紡ぐ。 悲しみの先にある光や再生を描く、 静かで余韻の残る世界観が特徴。
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