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この楽曲は、ギリシャ神話の一編「パンドラの箱」を題材にした、物語解説型の歌です。「神話の物語を1曲にする」ことをコンセプトに、聴くことで神話の世界を感じられる楽曲を創作しています。
この曲では、災厄と希望の象徴であるパンドラという女性を中心に、人間の「知りたさ」「触れたさ」、そして「それでも生きていく理由」を描きました。
パンドラの神話の概要ギリシャ神話において、神々に火を盗んで人間に与えたプロメテウスは、ゼウスの怒りを買います。その報復として、人間に災いをもたらすために創られたのが最初の女性・パンドラです。彼女は「すべての贈り物(パン=全て、ドラ=贈り物)」という名の通り、美しさや好奇心など様々な才能を神々から授かりました。
神々から与えられた箱(壺)には、決して開けてはならないという禁忌がありました。しかし、パンドラはその好奇心に負けて箱を開けてしまい、そこから病、死、争いなどのあらゆる災厄が世界に解き放たれてしまいます。彼女が慌てて蓋を閉じた時、箱の底にはただひとつだけ――「希望(エルピス)」だけが残っていたと言われています。
だから人間はどんなに辛い状況になっても、
希望だけは失わずに生きていけるんだと。