歌詞

ひとりで駆け抜けて見えた

ありふれた夢地図も描けずに

錆びた街角　息をひそめながら

消えずに願う　空の向こう

烏が鳴く風が見える

僕の部屋は一度の航路で

砂の街路樹　影をのばして

声を隠した

まるで漂流　目を覚ましたあとで

本に書かれた約束のかけらも

裂けたひびを越えてゆくほどに

ため息さえも歌に変えた

飛べない影を見つめてた

汚れた希望　指をひろげて

幻　反射する星の声

さらば　また会おう

目をとじるような朝の光に

嘘をまぜた祈りを抱いて

裂けたひびを越えてゆくほどに

涙のあとで　風を描いた

靴音ならし　胸を張って

ぬけ出せ　走れ　響け　夜明けの街へ

きらめく天河のあとに

踏み込んだペダルが回す世界を

網のすき間を抜けた風は

いま飛ぶ　光の野原まで

雲の糸　ほどいて散らして

さあ飛べ　野原まで

のぞいた未来は過去の夢

さあ飛べ　野原まで

飛べない影を見つめてた

汚れた希望　指をひろげて

ねぇのぞいた未来は過去の夢

さあ飛べ　野原まで