Endrole (feat. VOICEVOX:Nurse Robo_Type T) Front Cover

Lyric

Endrole (feat. VOICEVOX:Nurse Robo_Type T)

AzumaCochi

エンドロールを最後まで見ずに

席を立つ人がずっと嫌いだった

流れる文字を最後まで見終えて

明かりが点くといつも後悔した

エンディング後の新しい世界では

みんな消えた誰かのことを懐かしんで

『人の死なんてそんなもんか』と

私は捻くれたことしか思い付かなくて。

『誰かの勇姿がみんなを成長させたんだよ』

なんて綺麗事にしか聞こえなくて

『誰かがいない世界なんて』

その言葉だけが 私の真実だった

『この話はここで終わるからいいんだよ』

少し怒って言うアイツが嫌いだった

この先の未来を望んじゃいけないような

そう、言われた ような気がしたから。

あの頃描いてた自由帳の

1ページがずっと忘れらなくて

隠すみたいに抱え込んで蹲ってたら

みんな避けるように僕を通り過ぎていった

『そんな所でどうしたの?」って

優しく声をかけられるのすら怖くて

ありもしない社会性に「」をかけて

「いつも通り」に、生きてきた。

握りしめて離さないでいた

将来の夢を映した映画のチケットは

いつのまにか手を開いた時には

くだらない宵越しの金に変わっていた

同じ映画を見てたはずの

彼らは、なぜかそこに映っていて

銀幕の遮断桿越しに見えたその姿に

「羨ましい」『妬ましい』

なんて呟いて。

『この話はここで終わるからいいんだよ』

少し怒った声が聞こえた

この先の未来を望んじゃいけないような

そう言われたような気がした

エンドロール最後まで見終えて

席を立たないで僕はただ見ていた

この先の未来を

未来を

ただ見ていた気がした。

エンドロールを最後まで見ずに

席を立つ人がずっと嫌いだった

流れる文字を最後まで見終えて

明かりが点くといつも後悔した

『誰かの勇姿がみんなを救ったんだよ』

その誰かがいなくても世界は回って

「人の死なんてそんなもんか」と

私は捻くれたことしか思い付かなくて

エンドロールを最後まで見ずに

すぐに出ていける人が羨ましかった

流れる文字のその先に

物語がないといつも後悔をしていた

色の無いエンドロールは

ただこれまでを書き記すだけで

「ここで終わればよかったんだ」と

そう言われたような気がした。

  • Lyricist

    AzumaCochi

  • Composer

    AzumaCochi

Endrole (feat. VOICEVOX:Nurse Robo_Type T) Front Cover

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