Kimi to Boku to Neko Front Cover

Lyric

Kimi to Boku to Neko

Kei Koyama

路地裏で猫を追いかけては 平らな段差に躓いている

つま先が減ったオンボロ靴 今日もどこへ行こうか

落ちた缶缶が笑う道で 蹴飛ばして笑い返してみた

だけれど僕の笑い声よりずっと綺麗に聞こえた

泣いていた夜も朗らかな朝も

夕の空が溶けゆく日暮れも

間違いの先で出会えたあなたが

きっと泣かないように

転がした駅までの帰り道

誰にも知られない様に深く鍔を落として

変わらぬ街にひとつ見慣れない顔

落ち葉が渦を巻いて遠くで列車が走り出す

憂鬱を背負ってあの路地裏 どうやら猫は死んだらしいよ

名前も知らずに追いかけっこ 今日もどこへ行こうか

どんぐりを蹴って転がる先 小さな花が今にひしゃげる

鞄に持った小さな水筒で水でもかけてやった

誰とも知らない君に会いたい どうか美しい人になりたい

誰にもなれないと知っているさ ただ僕を愛せる日が来たらいい

願いばかりが頭を埋めて 空を走る星にも気付けない

僕の心には届いたんだ

あなたはちゃんと生きているよ

無くしたものを数えていく内に

ひとつふたつまた増えていくんだよ

いつかのあなたがくれた大切を

ちゃんと忘れぬように

塞ぎ込んだその声で話そうよ

どれもこれもいつか雨となって花に落ちていく

誰もいないバス停に影だけが踊る

君に渡したい花束を抱えて電線の下

ああどうしても埋められない心がある いつまでも

思い出せない記憶の隅 あなたがないた ろうろうと

転がした駅までの帰り道

誰にも知られない様に深く鍔を落として

変わらぬ街にひとつ見慣れない顔

落ち葉が渦を巻いて遠くで列車が走り出す

どこかできっと僕ら出会えた時に

違う背丈で同じ目線で笑い合えます様に

錆びついた街にはもう誰も居ない

小さな切符を携帯に挟んであの街へ

いつかまた出会えるその日まで歩いていけ

路地裏でひとり俯いては 平らな段差に躓いている

つま先が減ったオンボロ靴 踵が浮かんでいく

いつか追いかけた遠い日々が 霞んだ空に輝いていた

小さな花が凛と揺れている 今日もどこへ行こうか

君はどこへいくんだい ねえ

  • Lyricist

    Kei Koyama

  • Composer

    Kei Koyama

  • Producer

    Kei Koyama

  • Recording Engineer

    noise

  • Mixing Engineer

    noise

  • Mastering Engineer

    noise

  • Guitar

    Kei Koyama

  • Vocals

    Kei Koyama

  • Programming

    Kei Koyama

Kimi to Boku to Neko Front Cover

Listen to Kimi to Boku to Neko by Kei Koyama

Streaming / Download

  • ⚫︎

    Kimi to Boku to Neko

    Kei Koyama

  • 2

    Living Dead Ghost

    Kei Koyama

  • 3

    Promise / Machiawase

    Kei Koyama

軽快でアコースティカルな楽曲「君と僕と猫」をタイトルとした1stシングル。
カップリングには「死ねない幽霊」「まちあわせ」を収録。

Artist Profile

  • Kei Koyama

    シンガーソングライター・音楽プロデューサー兼イラストレーター。作詞作曲、演奏、歌唱からイラスト、映像まで全て一人で制作。 2021年より阿亀屋名義でVOCALOIDを使用した作品を動画配信サイトへ投稿開始。 2022年11月ボーカロイドアルバム「PATCHWORK」をリリース。その後、2023年9月本名名義小山慧としてアルバム「MAYDAY」をリリース。

    Artist page


    Kei Koyamaの他のリリース
"