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歌詞

夕立のあと…。

CACHO CABARO

夏休みの終わりを告げる風

校舎の影が少し長くなって

「まだ帰りたくないよ」

小さな声でつぶやいて 君を見た

青い空の下で 重ねた想い

眩しすぎて目をそらした

制服の袖を濡らす夕立も

忘れたくない記憶になる

変わりゆく季節の中で

君は大人になる

虹の向こう 走り出す足音

夏草の匂い 胸に広がって

何気ない仕草さえ 宝物みたいで

写真よりも鮮やかに焼きついてく

さよならを言うたび 強くなるから

涙こぼれても笑ってる

未来が少し怖い夜も

君の声が支えてくれる

変わらない願いを抱いて

私は大人になる

「ありがとう」じゃ足りない

「好きだよ」だけじゃ届かない

だけど覚えておくよ この瞬間を

ずっと響けと祈りながら

青い空の下で 重ねた想い

誰よりも大事な景色

制服の袖を濡らす夕立も

忘れたくない記憶になる

変わりゆく季節の中で

私達は大人になる

  • 作詞者

    CACHO CABARO

  • 作曲者

    CACHO CABARO

  • プロデューサー

    CACHO CABARO

  • ボーカル

    CACHO CABARO

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「first」。
その名の通り、この作品はCacho Cabaroにとって最初の一歩を記すアルバムだ。

新しい道を踏み出すときの高揚と不安。出会いと別れの記憶。青春の光と影。ここには、誰もが心の奥に持っている“最初の感情”が、鮮やかに描かれている。

サウンドはシンプルで真っ直ぐ。だが、その中には確かな温度と生々しい呼吸が宿っている。ギターが刻むリフのひとつ、声に宿る震え、静寂の間合いまで──すべてがリアルで、すべてが「Cacho Cabaroのはじまり」を物語る。

アルバムを通して聴くと、まるで一冊の青春小説を読み終えたような余韻が残るだろう。そこに描かれているのは特別な物語ではない。むしろ、聴く人自身の過去や現在と重なり合い、“自分だけのfirst”を思い起こさせる。

Cacho Cabaroが投げかけるのは、音楽という名の最初のメッセージ。
そしてその響きは、これから続いていく未来への扉を開く合図でもある。

──ようこそ、Cacho Cabaroの「first」へ。

アーティスト情報

  • CACHO CABARO

    奈良発、青春のきらめきと儚さを歌い上げるシンガーソングライター。 バンドサウンドを基盤にしながらも、アコースティックな温もりとデジタルの透明感を自在に行き来する音作りで、日常の風景をドラマのワンシーンに変えてしまう。 透き通った中に少しハスキーさを帯びた歌声は、どこか懐かしく、聴く人に自分自身の青春を重ねさせる。 「制服の袖が揺れる登校風景」「夕立ちのあとの青空」「終電に揺れる窓の灯り」――そんな普遍的で誰もが経験する情景を、鮮やかに描き出す詩世界は世代を超えて共感を呼んでいる。 活動名「カチョカバロ」は、特定の意味を持たず、響きの心地よさだけで選ばれたもの。意味に縛られないからこそ、音楽そのものに自由さと広がりを与えている。 これまでに発表した楽曲はインディーシーンを中心に口コミで広がり、ライブハウスやSNSで「青春の残像を切り取るアーティスト」として注目を集めている。 聴くたびに「昨日の自分」「あの日の記憶」と再会させてくれる音楽――それが、カチョカバロの魅力である。

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