歌詞

絹糸（シルク）のように舞う睫毛が

風を撫でる度に

音の葉が那由多 鳴く

醜さの東京（まち）でなければ

花にも似た素顔

見過ごしていただろう

愚かしく

君の為に生きていたい

それを愛とは呼べずとも

君のすべてを憶えていたい

いずれ世界が

光に微睡（まどろ）もうとも

知恵の果実さえ齧らず

居たのならばきっと

夢を持たなかった

浅ましく

嗚呼

もう一度 未来（あす）に微笑みを

そう一度 花に口づけを

もう二度と 叶わないとしても

風餞（かぜはなむけ）

君の為に生きていたい

それが永遠（とわ）とは呼べずとも

君のすべてを憶えていたい

眠りゆく世界で

生まれながらに終幕を

胸に刻まれたぼくらの

抗いはきっと 愛しさだった

同じ時代（とき）に

同（おんな）じ黄昏を視た

もう一度 未来（あす）に微笑みを

そう一度 花に口づけを

もう二度と 叶わないとしても

ねえ君に 約束を